〔G・アレグリ:Miserere(ミゼレーレ)〕
グレゴリオ・アレグリ(Gregorio Allegri)1582年〜1652年
イタリアの作曲家・司祭。ローマ楽派の作曲家。生涯の大半をローマに過ごす。画家コレッジョ家の一族。
アレグリ作品で群を抜いて有名なのが《ミゼレーレ》である。合唱の一方は4声、もう一方は5声からなる二重合唱のために作曲されており、かなりの名声を博してきた。合唱団の片方が聖歌〈ミゼレーレ〉の原曲を歌うと、空間的に離れたもう一方が、それに合わせて装飾音型で聖句の「解釈」を歌う。《ミゼレーレ》は今でもシスティーナ礼拝堂の聖務週間で定期的に歌われている。秘曲ゆえに、ローマ教皇庁はこの曲の謎めいた霊気を保とうと望んで複写を禁じた。
1770年に当時14歳のモーツァルトが父親に連れられてローマを訪れた際、これを2度聴いて暗譜したという逸話は有名である。
1981年には映画「炎のランナー」のサウンドトラックに使用されたことで、国際的な知名度を獲得するに至った。







