| トップページ | 全記事一覧 現在の閲覧者数:

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)

第1100夜〔La fille aux cheveux de lin 〕

[Debussy - La fille aux cheveux de lin ]
Arturo Benedetti Michelangeli(1920年~1995年)
 20世紀を代表する偉大なピアニスト・ミケランジェリ。
ミケランジェリは、演奏会ピアニストとしては驚くほどレパートリーの幅が狭いが、ベートーヴェン、シューマン、ショパン、ブラームス、ドビュッシーの作品は好んで取り上げていた。完璧主義者らしいこだわりは、演奏会の突然のキャンセルのみならず、楽器の状態やステージ上の湿度にまで及ぶほどであった。
 ミケランジェリの演奏のためのコンディション作りへのこだわりは有名だが、彼は実際に超人的な感覚の持ち主であった。ある時、88鍵あるピアノの鍵盤のうち一つだけ違和感を訴え、調律師が点検しても異常を見出せなかった。しかし、それでもおかしいというので分解して詳しく調べたところ、その鍵盤だけある小さな器具が逆に取り付けられていたという。その器具は左右が98%対照に作られており、仮に逆に取り付けたとしても普通は気付かないものであった。
 一方、名調律師フランツ・モアによると、ある時カーネギー・ホールで演奏会を行った際、ミケランジェリは開演時刻が迫ってもリハーサルに執心していた。モアが調律のために30分だけ時間をくれるように頼んだ(この日の使用楽器は弦を張り替えたばかりで特に調律が必要だった)が、ミケランジェリは「私は練習しなければならない」と言ってピアノにしがみついていたという。結局、調律できないまま演奏会に臨み、翌日の新聞批評に「マエストロのピアノは音が狂っていた」と書かれていたという。
.23 2012 未分類 comment0 trackback0

Comment

Post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://wine2008.blog7.fc2.com/tb.php/1103-d84fd4c4

最新記事

検索フォーム

リンク

カテゴリ

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。