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第568夜〔アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー〕


〔Chet Baker / I fall in love too easily〕
アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥー・イージリー (S. Cahn, J. Styne)

高度なテクニックを誇示しようとせず、肩の力が抜けきった状態でメロディを紡いでいくスタイルは、その甘いルックスと相まって、マイルス・デイヴィスを凌ぐ人気誇った。
それでも、ウェスト・コースト・ジャズを代表するジェリー・マリガン・カルテットに始まり、独立後の栄光時代は、麻薬に染まりスターの座から転げ落ちた経験ももつ。ヨーロッパをわずかなギャラのために転々とした時代と、1本の映画を撮れるほどの波乱万丈人生から生み出された晩年のサウンドも、枯れていながら非常に味わい深く、それでいてもの悲しい。また、一聴すると女性のように聴こえてしまう中性的なヴォーカルも非常に魅力的だ。
.11 2010 未分類 comment0 trackback0

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